2026.08.22

型式認証機種「SONY Airpeak S1」とは?プロの空撮現場で選ぶ理由

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北海道・札幌を拠点にドローン空撮を行う株式会社IdoAirでは、さまざまな撮影環境や案件内容に対応するため、複数のドローンを使い分けています。

その中でも、映像・写真の「画質」を最優先する空撮で活躍する機体が、SONY Airpeak S1(ARS-S1)です。

Airpeak S1の大きな特徴は、一般的なドローンに内蔵されているカメラではなく、SONYのフルサイズミラーレス一眼カメラ「αシリーズ」を搭載して飛行できること。

さらにARS-S1型は、国土交通省の第二種型式認証を日本で初めて取得した無人航空機でもあります。

引用元:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku11_hh_000117.html?utm_source=chatgpt.com

引用元:ソニー株式会社
https://www.sony.jp/airpeak/products/ARS-S1/certification.html

今回は、型式認証とは何なのか、Airpeak S1で何ができるのか、一般的な空撮ドローンと何が違うのかを、実際にAirpeakを所有する空撮会社の視点から紹介します。


そもそも「型式認証機」とは?

ドローンにおける型式認証とは、メーカー等が設計・製造する量産機について、その設計や製造過程が国の定める安全性・均一性に関する基準へ適合していることを確認する制度です。

Airpeak S1の「ARS-S1型」は、2023年12月22日に日本で初めて第二種型式認証を取得しました。

第二種型式認証は、立入管理措置を講じた上で行う特定飛行、いわゆるカテゴリーⅡ飛行を目的とした型式に対する認証です。

ここで注意したいのが、

「型式認証機だから、どこでも自由に飛行できる」わけではない

ということです。

型式認証と個々の機体に対する「機体認証」は別の制度であり、実際の飛行では飛行方法、操縦者の技能証明、立入管理措置などの条件を総合的に判断する必要があります。

また、同じAirpeak S1でも型式認証取得前に出荷された機体などについては取り扱いが異なるため、「Airpeak S1ならすべて同じ」というわけでもありません。

株式会社IdoAirでは、単に機体の性能だけを見るのではなく、航空法や飛行条件を確認し、それぞれの現場に適した飛行方法を検討しています。



SONY Airpeak S1の最大の強みは「カメラ」

Airpeak S1を空撮機として考えたとき、最大の魅力の一つがSONY αシリーズを空に持ち上げられることです。

一般的なドローンの多くは、機体専用に設計されたカメラを使用します。

もちろん現在のドローン用カメラは非常に高性能ですが、Airpeak S1は発想そのものが違います。

地上でプロが使用するフルサイズミラーレス一眼を、そのまま空撮システムとして活用できる。

これがAirpeakの大きな特徴です。

対応するαシリーズには、α1、α7Rシリーズ、α7Sシリーズ、FX3などがあり、撮影目的に合わせてカメラとレンズを選択できます。

つまり、

「ドローンに付いているカメラで撮影する」

のではなく、

「撮りたい映像から逆算してカメラとレンズを選び、それを飛ばす」

という映像制作が可能になります。




一般的なドローンとの違い

Airpeak S1がすべてのドローンより優れている、ということではありません。ドローンにはそれぞれ得意分野があります。

小型ドローンなら携帯性や長い飛行時間、素早い展開などに強みがあります。


産業用ドローンであれば、赤外線撮影、測量、点検など特定用途に特化した機体も存在します。

その中でAirpeak S1が特に強いのは、

「空撮映像そのもののクオリティを追求する仕事」

です。

フルサイズセンサーを搭載したαシリーズを使用できるため、ダイナミックレンジ、階調表現、高感度性能、解像感など、通常のドローンとは違った映像制作環境を構築できます。

さらに交換レンズを使用できることも重要です。

広角だけではなく、撮影内容に応じて異なる焦点距離を選択できるため、一般的な「ドローンらしい広角映像」とは違う画作りが可能になります。



SONY Airpeakは「空飛ぶ一眼カメラ」

IdoAirではAirpeak S1を、単なる大型ドローンではなく、

「空を飛ぶSONY α撮影システム」

として考えています。

例えば地上撮影をSONY αシリーズで行い、空撮もAirpeak+αで撮影する。

こうすることで、地上と空でカメラシステムを統一しやすくなります。

企業PVや観光PR映像、CMなどでは、

地上撮影 → 空撮 → 地上撮影 → 空撮

と映像を切り替えることがあります。

このとき空撮だけカメラシステムが大きく異なると、映像の質感を合わせるためにカラーグレーディングなどの調整が必要になります。

AirpeakならSONY αシリーズを中心とした撮影ワークフローを構築できることが大きなメリットです。



高い飛行性能もAirpeak S1の特徴

Airpeak S1は画質だけを追求した機体ではありません。

SONY独自のモーター、プロペラ、制御システム、センシング技術などを搭載し、ダイナミックでありながら緻密な飛行を想定して設計されています。

最大飛行速度は条件によって25m/s(約90km/h)。

さらに機体の前後左右下の5方向にステレオカメラを配置し、IMU、コンパス、気圧、赤外線測距など複数のセンサー情報を組み合わせて自己位置や姿勢を推定します。

そのため、単純に高画質なカメラを大型ドローンに載せただけではなく、

「αシリーズによる映像制作のために機体そのものが設計されている」

という点がAirpeakの特徴です。



Airpeak S1はどんな空撮に向いている?

Airpeak S1の特徴を最大限活かせるのは、単純な記録撮影よりも映像・写真そのものに高いクオリティが求められる案件です。

映画・ドラマ撮影

作品全体の映像品質を重視する映画やドラマでは、フルサイズカメラを搭載できるAirpeakのメリットを活かせます。

地上撮影との映像的な統一感を重視する現場にも適しています。

CM・企業プロモーション映像

自動車、ホテル、観光施設、工場、建築物など、ブランドイメージを左右する映像では「ただ上空から撮れている」だけではなく、光、階調、ボケ、レンズによる画角の違いまで重要になります。

Airpeakはこうした広告・プロモーション系の空撮と非常に相性の良い機体です。

北海道の観光PR

北海道には、山、海、湖、雪原、農地、都市など、広大な景観があります。

こうした風景では、空から見たスケール感だけではなく、朝夕の光や雪の階調、山並みのディテールなどをどこまで映像として残せるかが重要です。

フルサイズαを搭載できるAirpeakは、北海道の景観を作品として残す空撮にも適しています。

高解像度の静止画撮影

Airpeakは動画だけの機体ではありません。

α7Rシリーズなどの高画素カメラを使用することで、高精細な静止画撮影にも対応できます。

SONYは産業用途として最大6,100万画素での撮影にも対応するシステムを展開しており、高い解像性能を必要とする撮影でもAirpeakの特徴を活かせます。



RTKを利用した産業用途にも対応

Airpeak S1は映像制作だけではなく、RTKキットを組み合わせることで産業用途にも対応します。

RTKを使用することでセンチメートル単位の高精度な測位が可能となり、正確な飛行や撮影位置情報を必要とする業務で活用できます。

また、同じ飛行経路を再現する「再現飛行」を利用することで、定期点検などでも同一条件に近い撮影を繰り返すことができます。

つまりAirpeakは、

「シネマ・広告レベルの空撮」



「高精度な産業用途」

という異なる領域に対応できる、非常に特徴的なドローンプラットフォームです。



Airpeakを使えば必ず良い映像になるわけではない

ここはIdoAirが特に大切にしている部分です。

高性能な機体を導入しただけでは、良い空撮にはなりません。

どの時間帯に飛ぶのか。

太陽をどちらから受けるのか。

どのレンズを使うのか。

どの高度から進入するのか。

被写体との距離をどう取るのか。

どの速度で機体を動かすのか。

そして、その現場で安全に飛行できるのか。

こうした判断を組み合わせて、初めて機体の性能を映像に反映できます。

IdoAirではAirpeakだけにこだわるのではなく、撮影場所、飛行条件、求められる画質、必要な飛行時間などを考慮し、案件ごとに適した機体を選択します。



「何で撮るか」まで考えるドローン空撮へ

ドローン空撮というと、

「上空から撮影できれば同じ」

と思われることもあります。

しかし、地上撮影でカメラやレンズによって映像が変わるように、空撮も使用する機体・カメラ・レンズ・操縦方法によって仕上がりは大きく変わります。

SONY Airpeak S1は、フルサイズミラーレス一眼αシリーズを空へ持ち上げられるという、非常に特徴的なプロフェッショナル向けドローンです。

そしてARS-S1型は、日本で初めて第二種型式認証を取得した型式でもあります。

株式会社IdoAirでは、Airpeak S1をはじめ、撮影内容に応じて複数のドローンを使い分けています。

企業PV、観光PR、映画・ドラマ、建築、不動産、産業用途など、

「一般的なドローン空撮より、さらに映像品質を追求したい」

という案件では、Airpeak S1という選択肢があります。


企業PV、観光PR、テレビ番組、映画、ドラマ撮影をご検討の際は、ぜひ株式会社IdoAirへご相談ください。

「飛ばすだけ」ではなく、「作品として残る映像」を空からお届けします。

Ido Airでは通常の撮影も含め、様々なニーズにお応えしております!

ぜひぜひ、お気軽にお問い合わせくださいね。

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